私と、きみ。
私はそんなことを考えて、一人で長いため息をついた。

「コラ。」 頭をコツンと叩かれた。

・・・・・・ん?

私は瞬間的に考えた。今ここにいるのは美緒と昌美。

二人とも私の前に座っている。 

でも私は後ろから頭を叩かれた。

サーッと顔が青くなる。

ゆっくり後ろを向いてみた。 

後ろを向いたのと同時に言った。

「お前、帰れ!!!!!」

いつもくる、お隣りさん。

いい子ならまだしも、お隣りさんは、大学3年生の変な奴。

「何するんだよー お隣りさん、だろ?」
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