私と、きみ。
3.勝負
「ありえない・・・」

「どうする・・・?」

那流に頼もうよ、早速仕事じゃん!

・・・って言いたかった。だけど・・・

「作ったの、女物やしなぁ・・・」

2人の視線が私に集まる。

・・・いやいや、嘘でしょ。

私はモデルみたいに細くないし。

ひきつって笑うことも多分できない。

「香湖・・・お願い!やって!」

「無理!多分絶対無理!」

家を出て走りだす。ごめんー!を叫びながら。

久々に、この場所。

・・・-ザザ・・・ン・・・

綺麗。朝はやっぱり、水面が一番キラキラしてる。

海は私の思い出の場所ー・・・

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