私と、きみ。
思わず大声で、気づかれるように叫んだ。

「爽ちゃんっ!」

爽ちゃんは、確かにこっちを見た。

そして私の目を見て少しだけ、にっこり笑った。

・・・-背、伸びたなぁ・・・

前会ったのは、いつだっけ。

確か、2年前だった気が。

『B.w』のアピール中、私は爽ちゃんに見とれてた。

気づけば周りはざわついていた。

「うわっやっぱり越されたっ」

昌美が眉を下げて言った。

< 25 / 45 >

この作品をシェア

pagetop