いつまでたっても


そんなことを思い出したら

いてもたっても

いられなくなったんだ。

あいつが、友姫が

泣いているんだ。

俺のせいで………

そんな事を思いながら

ひたすら走った。

友姫を追いかけた。

あいつは勉強はできるくせに

運動は苦手なんだ。

だから、すぐ追いつく。

そう思っていたのに

友姫は期待を裏切り

全速力で走っていた。












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