コウコウセイ。
「いや、大丈夫。それよりさ、ここ何か教えてくれない?」
ここ、と指をさされた空欄。
「ごめん、何のプリント?」
「…あぁ、現社のNo.5」
「おっけー、ちょっと待ってて」
机の中から色々なプリントでぱんぱんに膨れているファイルを取り出して、指定されたプリントを探す。
「…あ、これだ。
えっとねー、そこはこれ…」
「ごめん、ちょっとコレ貸して」
「あっ、いいよいいよ」
「ありがと」
毎回こんな、若干噛み合っていない会話。
休み時間は殆ど言葉を交わさないのに、こういう時だけは2、3言交わす。
それだけでも、心の隅に喜んでる自分がいるなんて、嘘だ。
ここ、と指をさされた空欄。
「ごめん、何のプリント?」
「…あぁ、現社のNo.5」
「おっけー、ちょっと待ってて」
机の中から色々なプリントでぱんぱんに膨れているファイルを取り出して、指定されたプリントを探す。
「…あ、これだ。
えっとねー、そこはこれ…」
「ごめん、ちょっとコレ貸して」
「あっ、いいよいいよ」
「ありがと」
毎回こんな、若干噛み合っていない会話。
休み時間は殆ど言葉を交わさないのに、こういう時だけは2、3言交わす。
それだけでも、心の隅に喜んでる自分がいるなんて、嘘だ。