モデル同士の恋
「無理ったら無理!」

そんなこと絶対出来ない!


「じゃあ諦めるんだね。

このまま葵君に
つきまとわれてるといいよ。」

夏希は自分の意見を
すべて否定されたことで
スネた言い方をする。


つきまとわれるって…

なんか解決策考えてよ~!!


「まぁまぁ。
夏希までそうスネないで。

でも確かに夏希のいってるように
シカトするしかないかもね。」

その美月の言葉に

「でしょ!?」

と夏希は一気に明るくなる。


わかりやすっ!


って…!

シカトするしかないの?


だってまだ撮影そんなに進んでる訳じゃないじゃん…

ってかかなりはやく撮りはじめてるからさ、
一週間に2、3回くらいだし。


しかもみんな学生だから、撮影で学校を休むとか
あんまりさせたくないらしくて、
大体5時頃から8時頃まで。

3時間じゃあんまり進まない。


これからまだまだ
やっていかなきゃいけないじゃん…


「ほんとにそれしかない…?」

シカトはね…さすがにやりたくないよ。


「うーん。
あとは彼氏を作るとか。

ほら、身近にいい人いるじゃない。」




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