モデル同士の恋
そう言い出したのは颯太。


『は!?』

みんなの声がそろう。


か、帰る!?

この状況でよくもそんなこと言える、
勇気が出たもんだ。


ちょっと尊敬するよ。


なーんて言ってる場合じゃなーい!


「何もすることねーし。
家に帰って寝るわ。」


…颯太じゃない!

いつもの颯太じゃない!


いつもの颯太だって十分失礼だけど、、

こんなことまで言わない!


ここまで酷いこと言わない…よね?


みんなもぽかーんとして、
何も言葉が出てこないみたいだ。



「じゃーな。」

そう言って颯太は
店から出て行こうとする。


え、ほんとに!?

出てくの…?


もしかして、そんなにあたしに怒ってる?

いや、怒ったのはあたしの方だよね…


あーもうよくわかんないよ…!




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