確信のない約束。【下】
「真司ー・・・なんか気持ち悪い・・・」
「!?分かった。次で降りるぞ」
人に押されながらもなんとかホームに出た。
ここは目的地とは全然違うとこ。
「凛。大丈夫か?」
「うん・・・昨日あんま寝てないからかな?」
「そっか・・・ちょっと待ってな」
そう言って、場を離れる真司。
ベンチに腰掛け、大きく息を吸う。
横になり、目を閉じる。
——不意になにか冷たいモノが頬に触れた。
「冷たっ・・・!」
「起きたか」
冷たい飲み物を買ってきてくれた。