確信のない約束。【下】


知らなかった。
唯がこんなにも悩んでいたなんて・・・
気づけなかった自分が憎い。


「ゴメン・・・気づけなくて」
「凛が悪いんじゃないよ。だから気にしないで」


そして練習後、唯と健は誰もいない部屋に入っていった。

真司はなんとなくだけど事情を知ってるっぽい。


「健、なんか言ってた?」
「うーん。もう無理かな・・・って」
「そんなぁ・・・」




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