本当の仲間
「反応が速いだろ、愛華」
考えてる時に話しかけて来たのは原田先生。
「愛華って…彼女の名前ですか?」
「あぁそうだ、春風愛華だよ」
「へぇ…」
「愛華の運動神経は女子の中では学年1だと俺は思うぜ」
「やっぱり男子には負けるんですかね」
「いや、殆どの男子が負けてるな」
「どうして分かるんですか?」
知ったような素振りを見せる先生に問いかけた。
「おいおい…。俺は体育の先生だぞ?スポーツテストに決まってんだろ?」
そういえばそうだったね。今思い出す。
「んで愛華ちゃんのランクは?」
「Aだよ」
「僕と一緒か」
「あぁ。でも唯一お前に勝ってる種目があるぞ」
「へぇ…。何ですか、それ」
「シャトルランだよ。お前は120だろ?あいつは124だ」
「…嘘でしょ?」
「いや、ホントだ。あいつの体力は半端ねぇよ」
僕は言葉を失った。まさかスポーツで女の子に負けるとは思いもしなかった。
しかもスポーツは得意分野の1つだ。
「キャァァアア!」
「頑張って!朔斗くん!」
朔斗ファンが声を上げている。視線をコートへと戻すと朔斗が自分の陣地から
南雲チームの陣地にドリブルをしながら走っていた。
朔斗は小柄なくせしてかなりバスケが上手い。
それを止めようとしたのが南雲だ。
朔斗の前に来て、朔斗がどっちに行くか伺ってる。
その時、後ろから愛華ちゃんがボールを奪った。
考えてる時に話しかけて来たのは原田先生。
「愛華って…彼女の名前ですか?」
「あぁそうだ、春風愛華だよ」
「へぇ…」
「愛華の運動神経は女子の中では学年1だと俺は思うぜ」
「やっぱり男子には負けるんですかね」
「いや、殆どの男子が負けてるな」
「どうして分かるんですか?」
知ったような素振りを見せる先生に問いかけた。
「おいおい…。俺は体育の先生だぞ?スポーツテストに決まってんだろ?」
そういえばそうだったね。今思い出す。
「んで愛華ちゃんのランクは?」
「Aだよ」
「僕と一緒か」
「あぁ。でも唯一お前に勝ってる種目があるぞ」
「へぇ…。何ですか、それ」
「シャトルランだよ。お前は120だろ?あいつは124だ」
「…嘘でしょ?」
「いや、ホントだ。あいつの体力は半端ねぇよ」
僕は言葉を失った。まさかスポーツで女の子に負けるとは思いもしなかった。
しかもスポーツは得意分野の1つだ。
「キャァァアア!」
「頑張って!朔斗くん!」
朔斗ファンが声を上げている。視線をコートへと戻すと朔斗が自分の陣地から
南雲チームの陣地にドリブルをしながら走っていた。
朔斗は小柄なくせしてかなりバスケが上手い。
それを止めようとしたのが南雲だ。
朔斗の前に来て、朔斗がどっちに行くか伺ってる。
その時、後ろから愛華ちゃんがボールを奪った。