時空を越えて…
変わらない毎日

いじめ




「美凪さんちょっと来てくれない?」


クラスの前には毎日同じように現れるケバい化粧の先輩達


『…はい』


そんな先輩達にまたか…と思いながらついていく私はつくづく馬鹿だと思う

……―――
…―――


どんっ…

『いっ…たぁ…』


体育館裏につくなり壁に押された


「あんた調子こんでんじゃないわよ」


「その目だって男子を振り向かせるためなんじゃないの?」


野次を飛ばしまくる先輩達
これはいわゆる「いじめ」
原因の一つは私の瞳の色 私の瞳は左と右で色が違う
右がブルーアイで左がグリーンアイ
医者によると何とかという生まれつきのものらしい…
男子達はみんなこの瞳を見にクラスに通ってくる (↑美少女だから見に来ているが無自覚)


『この目は生まれつきです』


「何〜超生意気なんだけど」

「痛い目あわなきゃわかんないんじゃない?」

にやりと笑いどんどん近づいてくる

正直怖いよ…

一番近づいた先輩が手を振り上げたのでとっさに目をつぶった

『…っ』


「何してんだ…」

私の頬に触れる寸前低く怒りに満ちた声が聞こえた

「やばっ…」

「ちっ…これに懲りたら調子にのんなよ!!!」


そう言って先輩達は足早に去ってった




< 1 / 20 >

この作品をシェア

pagetop