時空を越えて…
変わらない毎日
いじめ
「美凪さんちょっと来てくれない?」
クラスの前には毎日同じように現れるケバい化粧の先輩達
『…はい』
そんな先輩達にまたか…と思いながらついていく私はつくづく馬鹿だと思う
……―――
…―――
どんっ…
『いっ…たぁ…』
体育館裏につくなり壁に押された
「あんた調子こんでんじゃないわよ」
「その目だって男子を振り向かせるためなんじゃないの?」
野次を飛ばしまくる先輩達
これはいわゆる「いじめ」
原因の一つは私の瞳の色 私の瞳は左と右で色が違う
右がブルーアイで左がグリーンアイ
医者によると何とかという生まれつきのものらしい…
男子達はみんなこの瞳を見にクラスに通ってくる (↑美少女だから見に来ているが無自覚)
『この目は生まれつきです』
「何〜超生意気なんだけど」
「痛い目あわなきゃわかんないんじゃない?」
にやりと笑いどんどん近づいてくる
正直怖いよ…
一番近づいた先輩が手を振り上げたのでとっさに目をつぶった
『…っ』
「何してんだ…」
私の頬に触れる寸前低く怒りに満ちた声が聞こえた
「やばっ…」
「ちっ…これに懲りたら調子にのんなよ!!!」
そう言って先輩達は足早に去ってった