時空を越えて…
新たな出会い
『迷った…』
走った私は気づくと知らない場所にたどり着いていた
…って何処も知らないんだけどさ
『どうしよう…』
泣きそうになっていると
「待てーっ!!!岡田以蔵」
そんな声が聞こえてきた
その声は徐々に近付いてきた
私は不安になり家と家の間の小さな道を通ろうとした
ドンッ…
『きゃっ…』
「うわっ…」
角を曲がった所で誰かとぶつかり尻餅をついた
「てめぇ何しやがる!!!」
『なっ!?そっちが先に飛び出してきたんじゃないですか!!!』
「んだと!?」
『なっ…何よ!!!』
睨まれたって引かないんだから!!!
「お前…「岡田以蔵!どこにいった!!!」
さっき聞こえた声に「ちっ…」と舌打ちをした
そして…
ぎゅ…
『…っ!?』
抱き締められた…
「黙ってろ!!!」
耳元で囁かれ赤みのかかった顔が更に真っ赤になった
ヤバい…
心臓が持たない…よ…
私はそのまま意識を失った…―