時空を越えて…
sideしぐれ
『ん…へ!?』
いつの間にか眠っていた私はすぐそばにある顔を見て固まった
「ちょっ…龍馬さん!!!驚いてますよ!」
「おーすまんすまん!」
『あの…あなたは?』
「わしか?わしは…土佐の坂本龍馬じゃ」
『坂本…龍馬!?』
「なっ…何じゃおぬしわしを知ってちょるがか?」
あ…ヤバいっ…
『いえ…名前だけ…』
「わしも有名になったの〜」
坂本さんは嬉しそうに頷いていた
「私は中岡慎太郎といいます」
坂本さんの隣で座っていた青少年な感じの男の人が挨拶をした
『中岡…さん?』
「慎太郎でいいです」
『じゃぁ…慎太郎さん』
「何じゃ何じゃ!!!おぬしらだけ仲よぉなってわしも龍馬でいいぜよ?」
呼べと言わんばかりに言い寄ってくる
『り…龍馬さん?』
「そうじゃ!ところでおぬしの名は?」
『私は美凪しぐれです』
「しぐれ…変わった名前じゃの〜」
それに…と言って私の顔をのぞきこむ
「おぬしの目…「龍馬さん龍馬さ〜ん!!!」
ざっ…
と部屋の戸が開きまた新しい男の人が入ってきた
「何じゃ騒々しい…「そんな事より!!!さっき町で面白れぇ話し聞いたんだぜ」
「何ですか?」
「実はよぉ…ん?」