時空を越えて…
出会い
少し歩くと古い建物が立ち並ぶ町みたいなところに着いた
『うわぁ…時代劇見てるみたい…』
すれ違う人がみんな着物やちょんまげ
好奇心旺盛な私はあちこち見回った
そうして楽しんでいると…
「君きみ」
『え?』
呼ばれたので振り替えると水色の羽織を着ている爽やかな男の人がいた
『ちょんまげじゃない…』
「え?」
『いえいえ!私に何か?』
「いやさ…君の着ているものが珍しくてね」
『え?制服がですか?』
「せい…ふく?」
何それ?と聞いてくる男の人
『あっ!!!』
口を押さえたが後に遅しで男の人は興味津々に近寄ってくる
「ねぇねぇ!せいふくって何?」
『それは…その…あ!あれ何!?』
子供じみたUFOだ!みたいなことをしてみた
まぁ引っ掛かるわけ…
「何なに!?」
引っ掛かった…
私はあまりにも素直に真に受けるので罪悪感で一杯になった
『ごめんなさい!』
罪悪感で一杯になりながらも男の人に謝り急いで逃げた
「え?あ…ちょっと君!!!」
呼ばれていたけどあまり関わらない方がいいと言う感じがしたので振り返りもせず走り続けた