Drei Drachen



「そーですか」


溜め息混じりに呟く。


もう少し真面目に勉強しておけばよかった。


そうしたら、北高に受かってこの学校に来なくてもよかったかもしれない。


だけど後悔先に立たず、今更そんなことを思っても無駄だ。


「……まあ、頑張るよ」


私はドアの上にあるプレートを見上げ、そう言った。



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