嘘婚―ウソコン―
*緊張するな
18時、開店時間を迎えた。
千広はバーカウンターで予約の確認をしていた。
「18時30にアマネ様が2名、テーブル席の4、5番。
19時にカトウ様が8名、個室のAとB。
20時にキムラ様が3名、テーブル席の1~3番」
本日のお客様は合計13人である。
何しろ昨日オープンしたばかりだから、まだそんなに知られていない。
最初のうちは、これくらいが妥当だろう。
1日に10人くらい来店すれば、店としては大喜びかも知れない。
「…何より、ワインがあるからね」
千広はワインがたくさん入っている冷蔵庫に視線を向けた。
上が赤ワイン、下が白ワインの順番に並べられていた。
岸曰く、右から値段が安い順に入れられているのだそうだ。
千広はバーカウンターで予約の確認をしていた。
「18時30にアマネ様が2名、テーブル席の4、5番。
19時にカトウ様が8名、個室のAとB。
20時にキムラ様が3名、テーブル席の1~3番」
本日のお客様は合計13人である。
何しろ昨日オープンしたばかりだから、まだそんなに知られていない。
最初のうちは、これくらいが妥当だろう。
1日に10人くらい来店すれば、店としては大喜びかも知れない。
「…何より、ワインがあるからね」
千広はワインがたくさん入っている冷蔵庫に視線を向けた。
上が赤ワイン、下が白ワインの順番に並べられていた。
岸曰く、右から値段が安い順に入れられているのだそうだ。