嘘婚―ウソコン―
*今日は半分の月
「お疲れ様でしたー」
着替えを済ませると、あいさつをしながら厨房を後に舌。
本日の業務はこれにて終了だ。
外に出ると、暑い風が躰を包んだ。
クーラーですっかり冷えてしまった躰にはちょうどよかった。
暦はようやく7月に入ったばかりである。
けど、天気予報によると梅雨はまだ明けていないそうだ。
「晴れの日が続いてるんだったら、明けてもいいんじゃないかしら…?」
千広はそう呟くと、空を見あげた。
すでに真っ黒に染まっている空に浮かんでいるのは、銀色の月だった。
「今日は半月か…」
千広は月を見ると、呟いた。
着替えを済ませると、あいさつをしながら厨房を後に舌。
本日の業務はこれにて終了だ。
外に出ると、暑い風が躰を包んだ。
クーラーですっかり冷えてしまった躰にはちょうどよかった。
暦はようやく7月に入ったばかりである。
けど、天気予報によると梅雨はまだ明けていないそうだ。
「晴れの日が続いてるんだったら、明けてもいいんじゃないかしら…?」
千広はそう呟くと、空を見あげた。
すでに真っ黒に染まっている空に浮かんでいるのは、銀色の月だった。
「今日は半月か…」
千広は月を見ると、呟いた。