ティアモ
スッ
「行くよー」
藤旗は緊張というものを感じないのだろうか
いっつも笑っている
まるで、里菜みたい。
「すげェよな。」
「ん??」
「いや、運命ってすごいね。」
「あ・・・うん」
荒田は、少し笑いながら、うなづいた。
「選手は練習をやめてください。これより1回戦を開始します!!」
いよいよ、俺たちの戦いが始まる
そう思い、もう1度気持ちを引き締めなおす。
コールの中に俺の名前はなかった。
だが内木中学校3年は、たくさん呼ばれた。