FeeLiNg.














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目が覚めた。



いつもより狭いベッドに違和感を覚え、
隣を見ると、裸で眠る、拓人がいた。



「今度こそは…。」





そう呟いた。



拓人の寝顔は、あの頃から
なんにも変わってない。



愛しい寝顔。



スースーと寝息をたてながら
気持ちよさそうに寝てる。





拓人。








私は、起き上がり服を着た。



玄関の鍵をテーブルにおいて
置き手紙を書いて、私は家を出た。



行き先は決まっていた。









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