FeeLiNg.






「…あゆみ?」


「…っ…っうっ…っ」


あゆみが胸を抑えて苦しみ始めた。


「…あゆみっ?苦しいのっ!?」


私はあゆみに駆け寄った。


「あゆみっ!あゆみっ!」


私の声に、拓人が気づいたのか、
展望台から拓人がやってきた。


「あゆみっ!どうしたっ!」


拓人も血相を変えてあゆみを見る。



「まりっ!救急車っ!」

拓人が叫ぶ。



怖い…怖い…怖い…っ

あゆみが、死んじゃうかもしれない。





私は震える手で急いで
携帯を取り出して電話をした。




それからは、よく覚えていない。


それからしばらくして救急車がきた。

あゆみと拓人と救急車に乗って
病院に行って…。






それから、お母さんに…。








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