FeeLiNg.
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お葬式でも、母は泣き崩れていた。
あゆみの友達、親戚、先生、近所の人。
そして、拓人。
たくさんの人が、泣いていた。
私は、悲しいのに、寂しいのに
なんだか心が麻痺したみたいに
呆然としていた。
涙なんて、出なかった。
だって、私が今いる場所で
あゆみのお葬式が行われてるんだよ。
意味わかんない。
あゆみのお葬式って…。
信じられないよ。
あゆみがもういないなんて。
もう会えないなんて
喋れないなんて
触れられないなんて…。
だって、
今もすぐ隣にいるような気がするの。
家に帰ったら、
「おかえり」
って、いってくれるような気がするの。
「全部嘘だよ」
って笑ってくれる気がするの。