FeeLiNg.





連れて来られたのは
使われていない教室。

そして机の上にどっさりと置かれた
紙の山。

余裕で30cmは越えてる…。
それが6個並べられてる。

「これを…どうしろと?」

「みてわかんねーのか?
これを全部ファイルに閉じて
資料室に持ってってくれ。」


「これを…今日中にですか…?」


「2週間後までにできれば助かる」




ありえない…
なんで私がこんなめんどくさい
雑用なんてしなきゃいけないの…。


「なんで私なんですか!
他にもいたでしょ!?」


私は先生服を掴んで先生を揺らした。


「お前友達いねーから
いっつも暇だろ?」



はっ


「いない…ですけど…。
暇じゃ…ないです…」


ほんとは毎日することなくて
ゴロゴロしてる。


でも、この仕事だけは
引き受けたくない!



「その顔は暇そうだな。
よしっじゃあ今日から初めてもらう。」



なんでー!?


「そんな…っ先生!」




「大丈夫だ。お前1人じゃないから。
俺がいる。」



そういう問題じゃねーよ。




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