ソライロノキミガスキ


「ぁ、ありがとうございます…」

「いいえ〜」

一体いつから起きていたんだろう?
そして、誰なんだろう?

見ず知らずの私に道案内をして
またゴロゴロし始めたその人は
「天気がいいね〜♪」
なーんて言ってる。


「ぁの。入学式…出ないんですか?」

「んー?良いんじゃない?俺は入学しないし。」


ごもっとも。


なんか…変な人。


それが第一印象だった。

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