ソライロノキミガスキ


「…んー、よく分からないんですけど?」


ゆうくんのテキトーな道案内も役に立たず
私は結局道に迷った。

なんで看板くらい立ててないのかな!
今日は入学式なのにさ!!
ひどいじゃないか!!!

とりあえず、
一人で怒りながら廊下を歩いてみた。
誰かに会える期待を胸に…



「んー…何処だょ。」



結局、同じく迷ったままだった。

でも、さっきと違うところがあった。
一番陽当たりのいい場所にでた
窓ガラスからキラキラと
日射しがさす1つの白い扉。


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