ソライロノキミガスキ
図書室の窓から暖かい日射しを浴びて
床にねっころがっている
その物体は……男の人でした。
「……なんで?この人…入学式出…ん?」
あることに気が付いた。
そう、入学式の存在に。
「ぁー!!やばっやばっ!!どうする!!入学式!!行く?行く!!」
と、ドタバタしていた私に
「体育館なら、ここを出てすぐの階段を降りて真っ直ぐ左に歩けば見えるよ。」
「ぇ。」
初めて…
こんなに透き通った声を聞いた
私の心は大きく弾んだ。