君に出逢えた奇跡
「あー切られた・・・本当にただの貧血だってば・・・」





・・・・・・・・・・・・





ガチャ





「美樹!だいじょーぶ!?」





「大丈夫だってばwww心配しずぎ」





「だって・・・・」





「本当にだいじょーぶwwwそれよりさ」





「ん?」





「あんた、あたしに話したいことあったから電話したんじゃないの?」





「あ・・・・えと・・・それは・・・」





「好きな人」





「え?」





「出来た?」





「なんで?w」





「・・・・こんなこと言うのもなんなんだけど、奈菜は1人じゃ生きていけないと思う」





「どうして・・?」





「奈菜、いつも笑顔だからわかんなかったけど、イジメ受けてたんでしょ?」





「ちっ違うよ・・・?wwんなことあるわけないじゃんww」





「聞いたの」





「え・・・?」





「奈菜がイジメを受けてること」





「どこで・・・?」





「同じ学校の友達から・・」





「そっそんなのでたらめだってwwあたしイジメ受けるほど弱くないしw」





ポロポロ・・・





あ・・あれ?・・wwなんであたし泣いてるの・・・?





「奈菜・・・」





「あははwなんか目にゴミ入ったっぽいww」





「ごめんね奈菜・・・今までずっと気付けなくて・・・ごめん・・・っ・・」





美樹はそう言いながらあたしの涙を受け止め泣き始めた。





「やっやめて・・・美樹まで泣かないでよぉ・・・」





「うっ・・・っ・・・」





美樹・・・ごめんね・・・・あたしのせいで泣かせちゃって・・ほんとごめんね・・・。





美樹は泣きながら小さく呟いた。





「あたし・・っ・・・これから奈菜を守れるように頑張るっ・・けど・・、あたしだけじゃ無理だと思う・・。だから・・・好きな人が出来てるなら、その人にも奈菜を守ってほしい・・・っ・・」




「分かった・・・分かったから・・・美樹泣かないで・・・っ・・」





< 26 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop