君に出逢えた奇跡
「あらま・・・あっごめんね若葉ちゃん・・今は2人にしてあげましょ」




「ふんっ・・」




ガチャ




「ここは誰も使ってねーからいいぞ・・」




「うん・・・」




「大丈夫か?顔真っ青だぞ?」




「大丈夫・・・ごめんね・・あたしのせいで皆喧嘩しちゃって・・・」




「奈菜!お前は何にも悪くないんだ・・俺が悪いんだよ・・・」




「え・・・?」




「俺・・・護って奴見た時、一瞬でわかった・・若葉の元彼だって」




「それ・・どういうこと!?」




「若葉と護って奴・・つい3ヶ月前くらいに付き合ってたんだ・・でも・・喧嘩したのが原因で、別れることになった・・そして昨日・・・お前と護って奴が一緒にいるのを目撃して・・今日、俺の家に泣きながら上がりこんできたんだよ・・・」



「・・・・あたしのこと恨んでるの?あたしが護を奪ったから?あたしが護を好きだから?」




「落ち着け!若葉は、あんなひどいこと言ったけど、本当はすっごくいい奴なんだ」




「直樹・・直樹は護の病気聞いた?」




「え・・・いや・・まだ聞いてない・・けど」




「癌なの・・・白血病なの!」




「え・・・おっおい・・冗談言うなよww」




「冗談ですよねって聞いたの・・でも・・冗談じゃないの」




「それ・・・直樹は知ってるのか?」




「ううん・・・まだ言ってないって・・・」










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