君に出逢えた奇跡
「そか・・・なんか心配だな・・」




「大丈夫だよww心配すんなwてかさ、最近学校行ってる?」




「うん^^人目は超気になるけど・・・」




「人目か・・・俺が今度ぶっ飛ばしてやるwwなあ奈菜」




「ん・・・?」




「俺、一生お前の前から離れねぇから・・奈菜も一生俺の傍にいてくれるか?」




「うん・・・ずっとずっと・・傍にいるね・・」




コンコン




「あっ・・はーい」




ガチャ




「直樹!?なんで?」




「いや・・護さん?に話あって」




「ああwwんじゃあたしはそろそろかえるね^^ごゆっくり」




「おう^^じゃーなー」




ガチャ




直樹・・・ごめん・・聞きたくないけど・・聞かなきゃいけないの・・




「この間はごめん・・・」




「いきなりなんすかww」




「いや・・・奈菜のこと任せちゃって」




「ああwwいいんすよ・・・」




「昨日、奈菜と流れ星見に行ったんすよ。そしたらめっちゃ幸せそーな顔しててww『光ったね!光ったね!』ってはしゃいじゃってww」



「そうすか・・・」




「でも・・やっぱ俺じゃあいつは守れないみたいっすww情けないけど・・奈菜を守れるのは護さん・・あんただけなんすよ」



「・・・・・」




直樹・・・・




「俺だって守りたいんです・・けど・・俺はもう長くない。それは直樹さんも知っているはずですよね?だから・・・・守りたくても守れないから・・」



護は・・護は自分が癌だってこと知ってたの・・・?




「それが男なのかよ!男なら・・・癌だろうと女を最後まで守り、愛しぬくのが普通じゃねーのかよ!」



「頼む・・・奈菜を・・頼む・・・」

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