初めて天使を見た瞬間
「っあー。疲れたっ!」
白亜と歩いている帰り道。
今日は入学式だったから、3限で終わり。
早帰り!
「なぁなぁ!今日遊ばねぇ?」
「はぁ?何言ってんだよ。3時まで自宅待機だろ」
うぉ。ここには優等生がいたかっ。
「わかってるけどさー。なんか暇なんだよなー」
帰ってから何するか考えているうちに白亜とわかれる道についていた。
「じゃぁな。急にウチに来たりすんなよ」
「行くわけねぇだろ!?超メイワクじゃねぇかw」
そう言っておきながら、心の中ではそれも良いなと思ってみたり。
家につくと、隣の家の前に引越しセンターのトラックが止まっていた。
隣の家は1ヵ月前程に住んでいた人が引越したから、空き家だった。
誰かが引っ越してきた・・・ってことだよな。
あんまり興味が無かったから、すぐに自分の家に入る。
寝よう。今日はこれから寝よう。
そう心に決めた、そのとき
ピンポーン
絶妙なタイミングでインターホンが鳴る。
ぅえ。。。超めんどくせぇ。
家には誰もいなかったので、俺がでることに。
「はい?」
少しイラつきながらドアを開ける。
そこに立っていたのは女の子。
今日、席が隣になったばかりの。