S.F.M.



海斗は一度、冬果をすごく傷つけた。



あの保健室で…
海斗が愛しそうに話すからだよ。




冬果は鈍感なのに、そういうこと海斗は何も分かってない。




まして、冬果の恋を応援するよなんてひど過ぎるよ。




どれだけ冬果を俺の彼女にしたいと望んだか。




でも結局、冬果には海斗しかいないっていうことは分かりきっている。



正直かなり辛いけど、あの二人は客観的に見ても一緒にいなきゃならない気がした。




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