S.F.M.



「冬果!菜都、今日翔平と帰るから一緒に帰れない。ごめん」




「ううん、大丈夫。楽しんで」




菜都は、顔を歪めた。




「無理するんじゃないよ。辛かったら勇気にでも帰ってもらいな」



その気遣い、菜都らしくなくてなんか笑ってしまった。




「ふふ、ありがと」




菜都は、ばいばいと言うと大島くんと幸せそうに帰っていった。



もう、今日の作業はない。



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