S.F.M.



「返事はゆっくりでもいい」



そう言って、勇気は背を向けて歩いていってしまった。



とりあえず、夜になったら菜都に電話しよ。




アドバイスをくれるだろうから。



そう考えてあたしは、まっすぐ家に帰った。



いつもなら帰ってすぐ昼寝しちゃうんだけど、全然寝れなかった。



だから、柄にもなく課題をやったりした。



夜ご飯も、いつものように話さないあたしはお母さんに心配された。



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