S.F.M.



さすがにこんなあたしでも顔を赤らめた。



あたしは衝撃を受けた。




それからしばらくの間毎日彼を目で追った。




基本的にはあまり友達とはいない人。



彼は勇気と同じく男女どちらからも好かれていた。




あたしは彼を尊敬していた。




いつの間にか目で追わなくなっていた。




それからもう彼の存在は頭の中になかった。



すれ違うこともなかったから、思い出さなかった。




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