S.F.M.



「覚えてないのか…永原さんのバイト先の方の紹介を受けたんだけど」



やっぱりあのときのこと。



覚えていてくれたんだ…。



「ああぁ!そうでした!」



あたしがそういうと、山谷くんは笑い出した。




「永原さんって意外と面白い人なんだね」




あのときと同じように彼は微笑んだ。



「いやいやそんな!」



テンパるあたし。




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