S.F.M.




「うん。それがいい。菜都はいつも的確な対処をするね」




「あんたらしくないこと言うね。菜都は今まで、見えない壁にぶつかってきたからさ」




菜都のぶつかってきた壁ってなんだろ―――…。




あたしたちはその後も、1時間ぐらい世間話をして、夕食時になったので帰った。



「ただいま」



家に帰ったところで誰もいないんだけどね。



お父さんもお母さんも仕事が忙しいから。




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