S.F.M.



そう言った海斗の目は、じっとあたしの目を見ていた。



顔に穴が空くくらい。



あたし、この話を聞きながらでもきゅんきゅんしてるんだ。



海斗があんなこと言うから、あたし照れちゃったし。




ねぇ、あたし海斗のことめちゃくちゃ好きみたいだよ。




「冬果はさ、どうして麻由と友達になれないと思った?」




なんで…か。


さっきの出来事のせいじゃん。



あたしにそれが言える?



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