にがちょあ。


下に降りてみると誰もいない。


当たり前か。


さて、探すとするかな。


中庭辺りに来たときだった。




「...んで....帰っ......の?」

こりすの声だ。


今にも泣きそうな声。



どうしたんだよ、こりす。



俺はあいつの名前を呼びながら
中庭へ近づく。
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