にがちょあ。
「こりす!何やってんだお前!授業始まってんぞ?」
「...りーくん」
そこには泣いてるこりすがいた。
「なっ!お前泣いてんのかよ!どうし...お前が泣かせたのか?」
側にいた黒髪の少年に問う。
「はは...そういうことになるのかな?」
「なに笑ってんだよ。それに、俺にはそういう風にしか見えねぇ」
「僕....帰ってこなければよかったね?
やっぱり僕は.....。
ごめん、くるみちゃん。
傷つけるつもりじゃなかったんだ......ごめん...ほんとに.....。
僕、授業受けに行かなきゃ」
「おい、少年!」
意味がわからない。
何を話してたんだ?
あの少年は一体、
こりすの何なんだ?
足音が遠のいて行く。