にがちょあ。



「こりす!何やってんだお前!授業始まってんぞ?」


「...りーくん」


そこには泣いてるこりすがいた。


「なっ!お前泣いてんのかよ!どうし...お前が泣かせたのか?」

側にいた黒髪の少年に問う。


「はは...そういうことになるのかな?」


「なに笑ってんだよ。それに、俺にはそういう風にしか見えねぇ」


「僕....帰ってこなければよかったね?
やっぱり僕は.....。
ごめん、くるみちゃん。
傷つけるつもりじゃなかったんだ......ごめん...ほんとに.....。
僕、授業受けに行かなきゃ」


「おい、少年!」


意味がわからない。


何を話してたんだ?


あの少年は一体、
こりすの何なんだ?



足音が遠のいて行く。
< 40 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop