にがちょあ。



「じゃあ私は授業に戻る!
あんまり遅くなんなよ?
じゃーなっ!」


「こりす、待てよ!」


俺は追いかけようとしたけど...
やめた。


「....じゃーなじゃねぇだろ...」


走っていくこりすの顔が、
一瞬....歪んだから。


俺の前じゃ泣きたくなかったんだろう。


俺に心配かけたくなかったんだろう。


頼ってくれて、いいんだけどな。


...よし、午前中はサボろ。


そして、昼休みに
みくるに話を聞きに行こう。


あいつならなんか知ってんだろ。




午前の授業終了のベルで
俺は目を覚ました。



...行きますか。
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