不器用な恋模様
オレを待っててくれたんだ、
早くヒカリの所へ行って飲み物を渡したい。
オレは素早く道路を渡る。
――――信号無視をして。
「――――ッ!」
「……え?」
ヒカリの叫び声にオレは周りを見た。
すると車が
猛スピードで突っ込んできた。
まだオレと車には距離があったため、幸いな事にオレは避けることができた。
「……っぶなι」
飛び出したのは、オレだけど
驚きすぎて腰が抜けた。
「心配かけてゴメンな」って
ヒカリに笑いかけようとした。