不器用な恋模様



オレを待っててくれたんだ、
早くヒカリの所へ行って飲み物を渡したい。


オレは素早く道路を渡る。
――――信号無視をして。


「――――ッ!」


「……え?」


ヒカリの叫び声にオレは周りを見た。


すると車が
猛スピードで突っ込んできた。


まだオレと車には距離があったため、幸いな事にオレは避けることができた。



「……っぶなι」


飛び出したのは、オレだけど
驚きすぎて腰が抜けた。


「心配かけてゴメンな」って
ヒカリに笑いかけようとした。




< 108 / 160 >

この作品をシェア

pagetop