不器用な恋模様
ヒカリを見ていると
愛しいと想う想いと同じほどの切なさがオレの胸を締め付けた。
やべ……泣きそ。
オレはヒカリから顔を背けて
離れていった。
今日の帰り。
すべてを君に告げよう。
そして願わくば、
君の隣はオレであってほしい。
――――これから先も。
たとえ……
誰かと重ねられていたとしても
そう考えていたオレ。
でもオレは
何をしたとしても
君を泣かせてしまうんだ。
“さよなら”を
言わない限り――――。