不器用な恋模様



でも、
ようやく本音が分かった。


どんなに想っても

どんなに尽くしたとしても


ヒカリは
オレを見てなかったんだ




「私は2人が別れて良かったって思ってる。
宇野みたいな女の気持ちも分からない奴に……光を幸せになんて出来ない」



ヒカリは
ずっとオレを騙してた。

ずっとオレを
翔の代わりにしてた。


それが女の気持ちなのか?



なら、分かりたくもない。


「そうだな。
オレは最低な彼氏だったと思う」



でも、ちゃんと君が好きだったよ


今だって……

事実を知っても
君への愛しさは消えない。




< 139 / 160 >

この作品をシェア

pagetop