不器用な恋模様
放課後。
「氷屶!」
「あぁ…。帰ろっか」
栞ちゃんがクラスにやって来て
氷屶は栞ちゃんに駆け寄り頭を撫でた。
幸せそうに笑う栞ちゃんは
本当に可愛い……。
そして氷屶も
幸せそうに笑ってる。
「じゃな、暁助」
「おう♪また明日」
そう言って、手を振ると
2人は帰っていった。
それと入れ違いに
女の子が俺の元へやって来た。
「暁助っ。デートしよ」
朝に約束した女の子。
えぇーと、名前は……