不器用な恋模様
その言葉を俺は聞き逃さなかった。
そして俺を見つめてハッキリと言った。
「…好きなの、暁助が」
そして再び俯いた。
あぁーやば。
すげー可愛いし……。
「高嶋~?
耳まで真っ赤だな(笑)?」
「なっ!!?
仕方ないでしょ?」
そう言って、怒る高嶋も
涙を流す高嶋も
幸せそうに笑う高嶋も
俺は愛しいよ……?
「じゃあ俺も言う!
高嶋ばっか言わせるのもカッコ悪いし」
俺の頬は熱を帯び始め、
そして
高嶋に近づいた。