想うだけならいいですか?
「万が一

 キミの心が変わらないで

 キミの在学中

 生徒として見れなく時がきても

 ・・・何も出来なくても

 待てる?」


「・・・はい」


そんな風に言っても

きっと私は好きという気持ちが溢れて

構ってほしくて

触れたくて

仕方がなくなる時がくるだろう

でも先生

そんな思いを分け合いながら

過ごせるなら

それは幸せなコトだた思えるのです


「―――――でも

 『万が一』ていうのはヒドイですね

 どういう意味です?

 私の心が変わらないこと?

 先生が私のこと意識すること?」


そんなコトを訊くと

意味深な笑みを浮かべるだけ

――――――まずは先生を好きって

信じてもらうことからかな・・・

道のりは遠いな

はたして卒業までに

先生を口説けるでしょうか?


「玖條先生

 握手しましょう

 先生と生徒でも握手くらいは

 いいでしょう?」


「はぁ」


あ、

ため息つかれた

手を握り

ふと

目と目が合う

すぐにそらすけど

キモチには嘘はつけない

顔が熱くなる・・・


2011/07/20


*

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