想うだけならいいですか?
「伊波」
先生から声をかけてくれた!?
何だろ!
「何ですか?」
「・・・スカーフが曲がってて
見苦しいぞ」
・・・それだけ?
ていうか隣で実羽が笑ってるし・・・
くっそ!
ぜぇぇぇぇったいに見返してやる!
次は数学だよね!
先生の所に行かなくちゃ!
スカーフ直して・・・っと
――――ガラガラッ
―――――バンッ
「玖條先生!」
「伊波・・・
ドアの開閉は静かにな」
・・・ううっ
「スミマセン・・・」
何だか・・・
「伊波
スカート短い」
顔を合わせるたびに
「伊波・・・」
注意されっぱな気が・・・
「琥春は大変だねー」
「笑い事じゃないよー
来年は現国係りにしようかな・・・」
「あ、玖條先生だ」
――――――ああ
あのピリピリとした空気
ニコリともしない口
すぐに鋭くなる目
だからみんな近づけない
厳しい人は苦手です
もっと優しくて
甘い人が好きです
*
先生から声をかけてくれた!?
何だろ!
「何ですか?」
「・・・スカーフが曲がってて
見苦しいぞ」
・・・それだけ?
ていうか隣で実羽が笑ってるし・・・
くっそ!
ぜぇぇぇぇったいに見返してやる!
次は数学だよね!
先生の所に行かなくちゃ!
スカーフ直して・・・っと
――――ガラガラッ
―――――バンッ
「玖條先生!」
「伊波・・・
ドアの開閉は静かにな」
・・・ううっ
「スミマセン・・・」
何だか・・・
「伊波
スカート短い」
顔を合わせるたびに
「伊波・・・」
注意されっぱな気が・・・
「琥春は大変だねー」
「笑い事じゃないよー
来年は現国係りにしようかな・・・」
「あ、玖條先生だ」
――――――ああ
あのピリピリとした空気
ニコリともしない口
すぐに鋭くなる目
だからみんな近づけない
厳しい人は苦手です
もっと優しくて
甘い人が好きです
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