【完】前世⇔現世?!
「ミラ―――っ!!私の声も、民の声も聞こえぬのか――!!」



 大荒れのナイル。



 わたくしもほとりへ向かった。



「ミラ!!みんな心配しているわ!早く…助かって!!」



「ミラ…!そなたは私に不信を抱き、身を投げた!!最早…私のもとへ帰ってこないのか…」



「そんなわけあるわけがないでしょう!!きっと助かるわ!!」



 わたくしは神殿へ向かい、神の御前で祈りを捧げた。
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