私はいつも1人だった
「は?意味がわからない。俺らの所にあいつを寄越したのはお前だろ?それに如月 朔ってマジで言ってんのかよ!?」
「そうだ。俺たちがあいつをお前の元へ行かした。如月 朔は白狐。白狐は如月 朔だ。俺たちは上の命令に背く事は出来ないんだよ。」
上?闇は大規模な族だけど実際どれだけ広いのかなんてわからない。
そして闇ボス話しを続けた。
「あいつ、お前らと会ってから少し柔らかくなったんだよ。表情がな!
俺らもずっといるけどあいつの笑顔なんて見たことがない。んであいつを笑顔にしてやれるのはお前らだと思うから……ま、頼んだわ!」
そう言い電話は切れた。
…………なんて理不尽なやつなんだ
俺は朔を笑顔にしてやることは出来ないかもしれない。でもしてやりたいと思ってる。
だからあんたに言われなくてもわかってんだよ。