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私はいつも1人だった
175ページ
私はいつも1人だった
なんとイタリア語だった。
読めるわけねぇじゃん。
あ、それで読めたらか。なるほどな。
俺は朔に本を返した。
「読めないだろ?」
「読めねぇ」
その瞬間朔はニコッと笑った。
俺は目を見開いた。
だって今まで笑ったことない奴が笑ったんだ。
「お前笑えたのか?」
「最近ね。遥人と仲直りしたら自然と笑えてた。」
「俺が最初じゃないのかよ。」
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