私はいつも1人だった


私が動き出して遥人が暇になったのか一緒に働き出した。


とにかくその日はすごく忙しく閉店までお客が絶えなかった。


お客がみんないなくなった時には夜の8時過ぎだった。



「朔ちゃん、遥人君今日はありがとう!助かったよ」


今から作るよとおじいちゃんとおばあちゃんは私たちの分を作りに厨房へ入っていった。


「後半から女の客多かったよね?」


そう、途中から女子だらけで注文はパフェやアイスやジュースばっかりだった。


「そりゃ、決まってんじゃん!お前目当てだよ!」


「なんで?」


「美少年がウエーターしてたら気になんだろ〜」


「そういうもん?」


「そういうもん!」


「ふーん」







< 190 / 222 >

この作品をシェア

pagetop